ボウリングはスポーツとしても、レクリエーションとしても親しみのあるスポーツですよね。
そのようなボウリングでも、最初はピンが倒れるだけでも楽しいですが、慣れてくると高いスコアを目指したくなりますよね!
スコアは、ちょっとした正しい知識を得ることだけでも伸ばすことができます。
今回は、ボウリングの基本をお伝えします!
1.ボールの選び方
ボウリングのスコアに影響を与えるのがボールです。
ボウリングボールを選ぶ時に重さ・指穴の大きさなど自分に合うものはどれなのか迷いますよね。
そこで、ボール選びの目安を紹介します。
1.ボウリングボールの重さ
ボウリングボールの重さはスコアに大きな影響を与えます。
適切な重さのボウリングボールを選ぶことで、コントロールしやすくなりストライクを取りやすくなります!
体格や筋力などによって差はありますが、目安は以下の表になります。
男 性 | 12~15ポンド |
女 性 | 9~11ポンド |
子 供 | 6~8ポンド |
初心者の人やボウリングをする回数が少ない人は軽いボールから始め、徐々に重くしていくと良いでしょう!
プロの選手や大会などに参加する人は通常13~16ポンドを使用しています。
2.ボールの穴のサイズ
ハウスボール(お店のボール)を使う方はどのような指穴サイズのボールを選べばいいのか迷いますよね。
ボウリングのボール選びは、指を入れる穴のサイズとスパン(親指の穴と中指の穴の幅)も重要になります。
特に親指の穴が重要です。親指を入れたときに根元まで入り、キツ過ぎず、ぶかぶか過ぎないものを選びましょう。
中指と薬指は、指の第1関節まで入るくらいのスパンのものがいいでしょう!
2.投球時のポイント
ボールを選んだら投球するだけ!
ですが、ボウリングの投球時におさえておきたいポイントがあります。
このポイントをおさえるだけでもスコアが伸びますのでおさえておきましょう!
まずは、レーンの名称を簡単に説明します。
1:ボールを持って投球する範囲をアプローチと言い、ファウルラインまでの間(下記図では、ファウルラインより左側)で投球します。
ファウルラインを超えるとファウルになります。
これはマナー違反になるので気をつけましょう!
2:ファウルラインより右側はボールが通るレーンとなります。
ファウルラインより右側にはオイルが塗ってあるので入らないようにしましょう。
オイルの付いたシューズは、投球の際にアプローチに引っかかったりするため危険です。
1.立ち位置
ボウリングは立ち位置によって、ボールの通るラインが変わります。
この基本を知っているだけでストライクやスペアの確立があがります!
そこで、立ち位置の解説をします。
アプローチに立つと、足元に点がついていることにお気づきでしょうか!
足元にある点を、スタンディングドットと言います。
スタンディングドットは、板の右から10・15・20・25・30枚目にあり、立ち位置の目印となります。
右利きの場合、基本的にゲーム始めはレーンの右側から投球します。(左利きの場合は逆)
右利きの場合、右から3番目の点に右足の親指の部分を合わせましょう!
しかし、1番ピンより右にヒットしたら立ち位置を右に、左にヒットしたら立ち位置を左に修正する必要があります。
前提としては、スパットを通すことが必要です。
2.投球時の目標
次に、投球時の目標について解説します!
皆さんが投球するときに狙っているのは、中央にある一番ピンを狙っているのではないでしょうか。
右利きの場合の狙うポイントは、トップの1番ピンと右側の3番ピンの間に入るように意識しましょう。(左利きの場合は逆)
また、アプローチからピンを目標とすると遠くて、なかなか狙いが定まらないのではないでしょうか。
そこで、投球時に使う目標がスパットです。
たとえば、バスケットボールで言えば、ハーフラインからシュートを打つのか、フリースローの場所からシュートを打つのかでは、ゴールから近いフリースローの場所からシュートをした方が狙いやすいですよね。
同様にボウリングにおいては、ピンを目標に投げるのか、スパットを目標に投げるかでストライクやスペアの確率が変わります。
右利きの場合は、ゲーム始めは右から2番目のスパットの上を通るように投げてみましょう!(左利きの場合は逆)
3.投球の仕方
投球の仕方について基本的な動きを解説しますね!(下記図は右利きの場合。左利きの場合は逆になります。)
1:ストライクを狙うあまり力が入りすぎないようにし、ボールは体の中心より右側に持って構えます。
2:ボールの重さを利用して、振り子をイメージしてスウィングしましょう。
3:ボールを離す時は強く握らず、親指からそっと離すのがポイントです。
4:投げた後も手は意識してまっすぐにスウィングし、狙った方向に投げられたか確認しましょう。
3.スコアアップの応用の知識
ボウリングは初心者の方でも、「2.投球時のポイント」をおさえておけば1投目で倒せるピンの数を増やすことができます。
しかし、ボウリングはストライクだけではなくスペアを取っていかなければスコアは伸びません。
そこで、スペアの取り方を解説します!(右利きの場合。左利きの場合は逆になります。)
1.スペアの基本的な取り方
例えば、3番・6番・9番・10番ピンが残った場合には、スタンディングドットの右から3個目の点より左側から投げます。
通すスパット(狙うスパット)は同じでも残っているピンによって、立ち位置を変えます。
逆に、2番・4番・8番・7番ピンが残った場合には、スタンディンドットの右から3個目の点より右側から投げます。
通すスパットは同じでも残っているピンによって、立ち位置を変えて投げます。
このように、残ったピンの正面から真っ直ぐに狙うのではなく対角に狙うことでスペア確率が上がります!
2投目を投げる時もピンを目標に投げるのではなく、スパットを目標に意識して投げることが大切です。
1番・5番ピンは1投目と同じように投げれば倒すことができます。
2.立ち位置の修正
ボールを投げていて最初はピンに届いていたけれど、投球を重ねるごとに同じところを狙っても曲がり過ぎて、ピンに届かなくなる経験はないでしょうか。
なぜ、同じところに投げるのにヒットする場所が変わるの?
それは、レーンにはファウルラインからピンの手前までオイルが塗られているからです!
投球後に戻ってきたボールにはテカテカ光るオイルが付いていますよね!
投球するとレーンに塗ってあるオイルがボールに付いていくるので、だんだんとレーンのオイルは薄くなっていきます。
ボールはオイルの上を滑って行き、オイルの切れ目で曲がります。
そのため、投球を重ねるごとにオイルがなくなり、投球始めより手前でボールが曲がるため、ボールがピンに届かなくなるのです。
ボールが届かなくなったときにも、ボールがどこにヒットしたかで立ち位置の修正をしていきましょう!
また、ボールにオイルが付いたまま投げると、ボールの曲がり方やレーンの状態に影響するのでオイルは必ず拭いてから投げましょう!
3.ボウリングをワンランク上で楽しむために
これまでは、ハウスボールをベースに解説をしてきました。
スコアを安定的に伸ばしたい方や平均スコアを上げたい方は、マイボールを作ることをおすすめします!
基本的な立ち位置、通すスパットは変わることはありませんが、マイボールを持つとスコアは確実に伸びます。
マイボールを持つメリットを解説します。
1.自分の指に合ったボール
マイボールは自分の手の大きさに合わせて作成します。
専用の器具を使って、手の計測を行い穴を掘る位置を決めてドリルで穴を掘って作ります。
ハウスボールとは違い、指がピッタリフィットするために指が痛くならず、重さも適切に感じます。
2.安定性とピンアクションの向上
マイボールは、ハウスボールよりも1~2ポンド重く作成できます。
自分の手に合わせることで、今までより重いボールで作成しても重さを感じにくくなるのです!
重さを調整することで、投球の安定性が向上しピンアクションも強くなります。
また、ハウスボールよりも曲がりやすく、より高い性能を発揮できます。
4.ボウリングのプチ知識
ボウリングは、高い平均スコアを保つには高い技術が必要になります。
技術を身につけるにはたくさん投げて練習するしかありません。
また、同時にレーンの状態変化への対応をする知識も必要になります。
ここでは、プロや大会に参加している方々が実際に考えているポイントを簡単にお伝えします。
1.アプローチ
ボウリング大会前には、投球練習があることをご存じでしょうか。
投球練習の時には、アプローチのチェックを行います。
アプローチが濡れていた場合、シューズが引っかかり投球フォームが崩れたり、転倒したりと危険なのでしっかりチェックを行っているのです。
2.レーンのチェック
レーンにはオイルが塗られていることはお伝えしましたよね!
投球練習では、オイルの状態やレーンのどのあたりで曲がるのかなどレーンの状態を確認します。
オイルは投球後に戻ってきたボールについたオイルでレーンのオイル状態を知ることができるのです。
大会では、1~2ゲームごとにレーンの移動があることがあります。
2ゲーム目以降は投球練習はありません。
早い段階でレーンの状態を把握する知識と対応力が必要になります。
まとめ
ボウリングは誰にでも気軽にできるスポーツですが、高いスコアを伸ばすことは難しいものです。
今回お伝えしたことは基本的なものですが、ちょっとした正しい知識を持つことだけでもスコアは伸びます。
ぜひ、実践して高いスコアを目指してみてはいかがでしょうか!
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