太陽光発電を設置し10年経過するとFIT終了となり太陽光発電の売電価格がグッと下がります。そのまま下がった売電価格で電気を売るより、太陽光で発電した電気を蓄電池ためて使えば毎月の電気代を抑えることができます!!これから電気代の補助もなくなりますます電気代が上がることが予測されます。そのような中、蓄電池の購入を悩んでいる方へおすすめの蓄電池を紹介します。
おすすめの蓄電池3選
1.ニチコン
2.シャープ
3.テスラ
ニチコン
1.販売台数国内No1
ニチコンの蓄電池は国内でも大きなシェアを持っており、2020年度の販売台数は日本1位を記録しました!!
トップシェアを維持する信頼感があります。
2.幅広いラインナップ
4.9kWh~16.6kWhと製品ラインナップが幅広く、用途や設置条件に合わせて選択できるため、家庭に最適な蓄電池が見つかります。
3.長期保証と寿命
ニチコンの蓄電池は15年間の長期保証(有償オプション)があり、バッテリー寿命も15年で安心して使用できます。
4.EV(電気自動車)との連携
太陽光発電、蓄電池とV2Hを制御することにより、効率的に太陽光発電で発電した電気をEVに充電することができます。またEVに充電されている電気を自宅に供給し、自家消費することができます。パワーコンディショナー1台で制御・変換できるため効率的に行うことができます。
5.ニチコンおすすめ単機能蓄電池システム(全負荷型)
製品型番 | ESS-U4X1 | ESS-U4M1 |
蓄電池容量 | 16.6kWh | 11.1kWh |
実効容量 | 14.4kWh | 9.4kWh |
定格出力 | 3.0kVA | 3.0kVA |
サイズ | W 1060 × H 1250 × D 300 mm | W 1060 × H 1250 × D 300 mm |
シャープ
4.シャープおすすめ単機能蓄電池システム(全負荷型)
製品型番 | JH-WB2021 | JH-WB1921×2機使用 |
蓄電池容量 | 9.5kWh | 6.5kWh×2機(13.0kWh) |
実効容量 | 9.3kWh | 6.3kWh×2機(12.6kWh) |
定格出力 | 4.0~5.5kW | 4.0~5.5kW |
サイズ | W560×H685×D470mm | W560 × H575 × D320mm(1機) |
テスラ
5.テスラおすすめ単機能蓄電池システム(全負荷型)
製品型番 | Powerwall |
蓄電池容量 | 13.5kWh |
実効容量 | 13.5kWh |
定格出力 | 5.0kW / 7.0kW(ピーク) |
サイズ | W 753 x H1150 x D147 mm |
テスラ蓄電池の設置は、テスラ認定設置会社でなければ設置することができません。
FIT終了による売電の変化とは
売電開始年度 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 |
売電価格(税抜き) | 42円 | 38円 | 37円 | 33円 | 31円 | 28円 | 26円 |
売電開始年度 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
売電価格(税抜き) | 24円 | 21円 | 19円 | 17円 | 16円 |
蓄電池を設置するメリット・デメリット
蓄電池を設置するメリット
1.電気代が安くなる
深夜の安い電気を蓄電池に蓄えて、昼間の電気代の高い時間帯に蓄電池に蓄えた電気を使用することで電気代を節約することができます。また、太陽光発電で発電した電気を日中は使い、余剰電力を蓄電池に蓄えて太陽光発電システムが発電しなくなった時から、蓄電池に蓄えた電気を使うことで電力会社から電気を買う量を減らすことができます。
2.停電時のバックアップ電源として使える
災害時や停電時に蓄電池の電力を使用できるため、通常の生活を一定時間(蓄電池の容量による)続けることができます。また、太陽光発電により日中は発電した電気を貯めることができます。
3.環境に優しい
再生可能エネルギーを利用することで、環境負荷を減らすことができます。
蓄電池を設置するデメリット
1.初期費用・メンテナンス費用がかかる
蓄電池の導入には高額な初期費用がかかります。容量がおおきくなるほど高額になります。また、定期的なメンテナンスが必要です。
2.設置スペースの確保
蓄電池の設置スペースが必要で容量などにより大きさが異なり、場所によっては設置が難しくなる場合があります。
3.蓄電池の寿命
蓄電池のバッテリーには寿命があり平均的には10年~15年でとなっています。また、携帯電話のバッテリー同様に経年劣化により蓄電容量も徐々に減っていくため交換が必要なります。
蓄電池のタイプ・分類
負荷タイプ
①全負荷タイプ:家全体に電力を供給できます。200V対応で多くの家電が使用可能です。停電時でも普段通りの生活を維持したい場合におすすめです。
②特定負荷タイプ:家の一部にのみ電力を供給します。消費電力が少なく価格も安く、停電時には最低限の家電が使えれば良いという場合におすすめです。
出典:東北電力
充電方式による分類
①単機能型:既存の太陽光システムに後付けする場合に選ばれます。
②ハイブリッド型:太陽光発電システムと蓄電池を導入する場合に選ばれ、効率的なエネルギー管理ができます。
③トライブリッド型:太陽光発電システム、蓄電池、EVの充電を一元管理する場合に選ばれます。
蓄電池の選び方
1.導入目的を明確にする
○非常用電源:災害時、停電時のバックアップとして使う場合。
○電気料金の削減:夜間の安い電力を蓄えて昼間に使用することで電気代の削減をする場合。
○再生可能エネルギーの活用:太陽光発電システムと連携させて自家消費を増やし電力の購入を抑える場合。
2.容量と出力を確認する
○容量:蓄電池に蓄えられる電力量。家庭の消費電力に応じて適切な容量を選びましょう。
○出力:一度に供給できる電力量。使用する電化製品に応じて必要な出力を確認しましょう。
3.設置場所を決定する
○屋外にスペースの余裕がある場合には屋外設置ができますが、スペースが限られている場合や気候条件が厳しい地域では屋内設置が適しています。
4.保証内容と寿命を確認する
○保証期間:長期保証を選ぶことで安心して使用できます。
○寿命:蓄電池の寿命を確認し交換時期を見越して選びましょう。
5.費用対効果を考慮する
○初期費用:蓄電池の導入には高額な初期費用がかかるため、予算に応じて選びましょう。
○ランニングコスト:メンテナンス費用や電気代の節約効果を考慮して、総合的な費用対効果を判断しましょう。
補助金情報
○各都道府県や市区町村で蓄電池の補助金が提供されています。地域ごとに要件が異なるためお住まいの自治体へ問い合わせて確認を!!ただし、ほとんどが工事着工前の申請になるため蓄電池の導入を検討を始めた時点で問い合わせることをおすすめいたします。
まとめ
蓄電池導入による電気代削減や停電時のバックアップ電源となるなどメリットがある反面、導入費用が高額になるデメリットもあります。導入目的を明確にして目的にあった容量の蓄電池を選びましょう。太陽光発電システムの発電量も把握することも大切です。太陽光発電システムによる1日の最大発電量より蓄電池の容量が大きすぎると、蓄電池の充電容量が余ってしまい無駄になってしまいますので注意しましょう。
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